所在地 | 兵庫県宍粟市波賀町 |
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構造 | 在来木造2階建 |
規模 | 192.24m2 |
この敷地は、兵庫県の中西部に位置し、波賀の山々の雄大な眺めと引原川の畔に位置する.。
敷地の西側に流れるその川の清らかな川音と豊かな美しい自然の残る山間部のこの地は、寒暖の差は厳しく。日が暮れるのも早い、幾度か降雪もある。
自然の厳しさから守られる器としての性能を考えなければならない。
敷地に現存する前庭、井戸、土蔵、そして南西部に広がる川沿いの雄大な眺め、これらと関連するように建物はのびていくリビングの大窓からは波賀の山々を借景に、いつまでも光が内部を照らす。
趣の異なる3つの庭は各居室と交り合いそれぞれの空間に固有な表情を与えている。
そして各断面は、平家、吹抜け、総2階、ピロテイ
各断面が混じり合うことでリズム感のあるたたずまいと、屋根を分割することにより積雪荷重を分散化した。
水廻りはコンパクトに集約し、熱損失を低減すると共に、共働きの負担を軽減できるように考えている
自然の風の流れは、1階リビング吹抜けを通り、2階子供部屋の内窓をぬけ、廊下ハイサイドライトへと達する。
これは、リビングに設けられた薪ストーブの熱の循環にも利用している。
また外断熱による熱負荷の低減と自然素材の調湿効果、効果的な窓の配置。
建物としてのしっかりとした器に人々が依り所とし、自然と共に過す。
自然につつまれ人々とおおらかに暮らすよう考えました。