皆さんどうもこんにちは、メンズスタッフの金谷です☆
お盆休みが終わり、皆さん休みボケはしていませんか?
僕はと言うと、休み明けの出勤日に体調を崩し40度の熱でダウンと言う大失態を犯してしまいました(○ 皿 ○;)スタッフの皆さん、本当に御迷惑をお掛けしてすみませんでしたm(_ _)m
まだまだ暑いですからね~、体調管理には十分気をつけましょう!
さて、今日は【Hair Studio CLAMPが出来るまで。。。】の第3回をお伝えさせていただきます。
僕のブログを通じてHair Studio CLAMPがどのような雰囲気の美容室かは、皆さんも段々お分かりになってきたかとは思います。
空間に力を与える特殊なタイル張り、独特の表情で魅せるナラ材や古材を使ったインテリア。
CLAMPにはまだまだそんな”こだわり”が詰まっています。
今日はその”こだわり”の一つ、エイジング塗装について。
CLAMPの入口扉を開けるとまず見えてくるカウンター回り。
そこには鉄板張りの重厚感あるレジカウンター、壁一面真っ黒に施された黒板塗装、そして白く塗装された羽目板を鎧張りにした壁面が出迎えてくれます。
その羽目板を鎧張りされた壁は、カウンター回りから奥のカフェスペース兼カラーリングスペースを通じ、シャンプースペースの間仕切りを越えてひとつに繋がっています。
独特の仕上げや、材料を使った空間の中に溶け込ませるには、ただの白く綺麗に塗装されただけでは味気なく、物足りなさを感じました。
そこで羽目板に塗られた塗装材に少し”味付け”を加える事に。
そう、題名にも書いているのでお分り頂けたかと思いますが、、、
塗装材を『燃やしてみよう!!』それです。
一度綺麗に塗装された物にまた新たに手を加える。
しかも、塗装材を塗り重ねるのではなく、『燃やす』んです。
しかも、金谷チャレンジさせて頂きました。
生まれてこの方29年、建築を学びはじめて11年、初めて、
『塗装を燃やす』と言う行為をしました。そう、初体験です。
甘酸っぱさ等はひとつも感じません。まずそこにあったのは恐怖そのものでした。
この仕上げが最終の仕上げで、これが駄目になる事で他の物もすべて台無しとなる可能性すら十分に考えられる。それ位最終の仕上げには神経を使います。
塗装を燃やすのには、ガスバーナーを使用しました。緊張で手が震える中、ガスバーナーに点火すると、他で作業されていた職人さんも騒然とし、こちらに目を向けられていました。
心の中でこう思ったでしょう
「あいつ、、、何やってんねん、、、。」
しかし、そんな心配もさる事ながら、出来上がる仕上げは何とも味わいのある表情へと変わって行きます。水性の塗装が火であぶられる事で焼き色がつき、時間を経て自然とそうなったかのような色合いに変わるのです。
また、羽目板を鎧張りにしてあり凹凸がある事で、より焼き色にリアリティが加ります。
こうして、”味付け”された壁面はこだわりある空間と程良く混ざり合いインテリアのバランスを
崩す事のない、”こだわり”のひとつとなりました。
今回作業を自分で行う事で、大切な事に気づけました。
”部分を見るのではなく、全体を見る大切さ”です。
作業中、やはりバーナーをかける部分だけに目が行ってしまいがちになり、
全体のバランスを考えれない事で、見栄えがあまり良くない所がありました。
それは、全体を見る事が出来ず作業だけに捕らわれてしまった為。
全体を考えての仕事、作業の仕方、それはどの職種にも当てはまり、また、今の自分にとってすごく重要な事を教わりました。
この経験をさらに生かし、これからも物事に取り組んで行こうと感じれた初体験でした♪
次回予告!
【Hair Studio CLAMPが出来るまで。。。】-夜空に輝くはCLAMPの”C”-